石原獣医科病院
ISHIHARA VETERINARY CLINIC

病気の予防と早期発見

病気の予防と早期発見

家族の一員であるペットがより幸せに過ごせるために、予防管理と定期健診を受けることをお勧めいたします。 

きちんと予防することで回避できる病気は数多くあります。定期健診ではすべての病気がわかるわけではありませんが、検査で現時点での健康状態を知ることができ、疾患の早期発見につながります。

 

もし検査値に異常があれば、早期に食事・おやつの見直しをし療法食に変更したり、早期の治療により病気を重症化させないことが重要です。

ワン・ニャンドック

中年齢以降の動物がかかるような心臓病や腎臓病、腫瘍性疾患などの早期発見に役立ちます。

問診と身体検査

気になっていることがあれば、獣医師にお伝え下さい。

血液検査/尿検査/糞便検査/X線検査/心電図検査/エコー検査 

検査費用は検査内容によって異なります。追加検査としてCTMR検査も提携病院で可能です。
詳しくは、スタッフまでお問い合わせください。

犬のワクチン

犬のワクチン 
 
ワクチンで予防できる犬の病気には、次のものがあります。 ワクチンは、いつ接種するかのタイミングが重要で、とくに子犬の場合は、親ゆずりの免疫(移行抗体)が残っているので、これが切れる時期をみはからってワクチン注射をすることが大切です。

  • 犬ジステンバー
    発熱、下痢、神経症状などが起こり、全身がおかされ、治ってもいろいろな後遺症に悩まされます。1歳以下の子犬に発病することが多く、死亡率も高い病気です。
  • 犬アデノウイルス2型感染症
    アデノウイルスによる感染症で、肺炎や扁桃炎など呼吸器病を起こします。
  • 犬伝染性肝炎
    こちらもアデノウイルスによる感染症で、肝炎を主とし、嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、目が白く濁ることもあります。子犬では突然死することもあるこわい病気です。
  • 犬パラインフルエンザ
    パラインフルエンザウイルスによる呼吸器病で、咳や鼻水、扁桃炎を起こします。アデノウイルスや細菌といっしょに「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群をひき起こします。
  • 犬パルボウイルス感染症
    血液のまじったひどい下痢や嘔吐を起こす腸炎型がよく知られていますが、子犬にも突然死をもたらす心筋型もあります。伝染性が強く死亡率も非常に高いこわい病気です。
  • 犬コロナウイルス感染症
    腸炎をひき起こす感染症です。下痢や嘔吐が起こります。パルボウイルスと混合感染すると症状はいっそう重くなります。コロナとパルボをいっしょに予防することが大変重要です。
  • 犬レプトスピラ病 
  • イクテロヘモリジア・カニコーラ・オータムナーリス・オーストラーリス・グリポティフォーサなどたくさんの病型の感染報告が日本であります。イクテロヘモリジア・カニコーラは家畜伝染病予防法により届出伝染病に指定されています。人と動物共通の、細菌によって腎臓や肝臓がおかされるこわい伝染病です。アウトドアで活動する犬ほど感染しやすいので、予防が大切ですが、近年都市型レプトスピラ症の報告もみられます。(家の中で飼育している犬がネズミから感染)
  • 狂犬病
    生後91日以上の犬を取得したときは、狂犬病予防法により、取得した日(生後90日以内の犬については生後90日を経過した日)から30日以内にその犬を登録しなければなりません。また、毎年1(原則41日から630日の間)必ず、狂犬病予防注射を受けさせなければなりません。

猫のワクチン

猫のワクチン 
猫のワクチンには、3種混合ワクチンと、猫白血病、クラミジア症を加えた5種混合ワクチンの2つがあります。どのワクチンをいつ接種すればよいかは、猫の年齢やライフスタイルによって異なります。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
    ヘルペスウイルスによる感染症で、ひどいクシャミ、咳、鼻炎などの呼吸器症状のほか、結膜炎をひき起こします。高熱で食欲はなくなり、鼻水と涙で顔中くしゃくしゃ、典型的なカゼの症状がみられます。
  • 猫カリシウイルス感染症
    かかりはじめはクシャミ、鼻水、発熱など、猫ウイルス性鼻気管炎にたいへんよく似ています。症状が進むと舌や口の周辺に潰瘍ができることもあります。また、ときには急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
  • 猫汎白血球減少症
    白血球が極端にすくなくなる病気で、パルボウイルスが病原体。高熱、嘔吐、食欲がなくなり、下痢がはじまると脱水症状になります。体力のない子猫などはたった1日で死ぬこともあるこわい病気です。
  • 猫白血病ウイルス感染症
    白血病やリンパ腫、貧血、流産などを起こすほか、免疫力を弱めるため、他のいろいろな病気にかかりやすくなってしまいます。一般的な症状は、体重減少、発熱、脱水、鼻水、下痢など。感染した猫は80%3年以内に死亡するといわれています。
    感染しても発病するまでは見た目は健康ですが、ウイルスを排泄し、他の猫へうつします。
  • 猫のクラミジア病
    クラミジア シッタシーによる感染症。菌は眼や鼻から進入するため、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキがみられます。肺炎を起こすこともあります。ヒトに感染して結膜炎が起きた例も報告されています。感染してしまったら、命にかかわるだけでなく、あなたの猫が他の猫への感染源となってしまいます。

フィラリア症の予防

フィラリア予防

フィラリアとは、蚊が運んでくる寄生虫で、成虫になるとそうめん状になり主に心臓と肺動脈に住みつきます。そして、心臓だけでなく肺、腎臓、肝臓などの多数の臓器に慢性的で重篤な障害を起こします。 犬の場合は咳や腹水、猫の場合はおう吐や喘息、突然死などの症状があらわれます。予防薬は、犬では錠剤や皮膚に塗布するタイプのほか、1回の接種で1年間有効な注射薬もあります。猫では塗布薬とおやつ感覚で与えることができるチュアブルタイプがあります。

ノミ・ダニの予防

ノミ・ダニ予防

ノミは、刺されるとかゆくて不快なだけでなく、ペットにアレルギー性皮膚炎を起こしたり条虫(サナダムシ)を媒介したりします。また、人では猫ひっかき病を起こすことがあります。

ダニは、吸血により犬に重度の貧血を起こすバベシア症という病気を媒介します。また最近では、人において新しいウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が社会問題となっており、飼い主によるペットのダニ予防は急務となっています。

当院はみなさまの小さな家族の健康をまもるホームドクターとして、人と動物に優しい医療を心がけております。

どんな小さなことでも、お気軽にご相談下さい。

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